2023-02-07

I'm living in the stub.

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やったこと

  • 『遮光』を読んだ
  • 『ペリフェラル』を観た

睡眠不足の弊害がいろんなところに出始めたので、勉強する間を惜しんで寝ている^[便利な言い回し]。 少しずつ生活リズムが矯正されていていい感じ。

遮光

『遮光』は中村文則の2作目。処女作の『銃』と雰囲気がかなり似ている。 両作の主人公は似ているけど、『遮光』の主人公はより狂気的というか、その場での役を「演じる」傾向がかなり強い感じ。

人間の暗いところを垣間見るような作品、もっと読みたい。

ところで中村文則は、論理的には到底成立してないような思考の過程を描くのがうますぎる。ああいう文章を自分で書こうとすると、論理の破綻が目に見えてしまって筆を置くしかなくなるんだよな…

ペリフェラル

語り合いたいので、早くみんな観て。

⚠️ 以下ネタバレを含む ⚠️

未来のアメリカの田舎町と、そのさらに未来のロンドンが舞台のドラマ。 主人公フリンを演じているクロエ・グレース・モレッツが目的で観始めたけどおもしろかった。

こういう系の作品は、世界観がちゃんとしていないと序盤で突っ込みどころが多すぎて見れなくなることがある。 でもこの作品は舞台が田舎町だったり、未来の未来が出てきたりしていて、世界観がある程度固まっている感じがよかった。

主人公の生きる世界を未来にすることで、VRガジェットを使うのが当たり前の世界を刷り込ませるの流石だなー(何様)。

特に好きなのは平行世界の設定。時間を行き来する系の作品はその行為によって生じる矛盾をマルチバースで説明することが多いが、この作品も例に漏れず “stub” と呼ばれる平行世界が登場する。 そしてこの作品に特徴的なのは、平行世界の発生や存在が制御されていること。研究所はスタブで倫理的・人道的に好ましくない数々の実験を行っているし、クレプトも同様に作ったスタブで金儲けをしている。 フリンの接続先のペリフェラルがある世界線こそが他のスタブを制御している、言わば master branch 的な位置づけで存在しており、stub (切り株・切れ端)という命名は、このような他の平行世界に対する “帝国主義” 的な態度が現れたものだという。そしてフリンの世界はスタブの一つでしかないという悲しさね…

このへんの設定、最高。

ところで俺は映画やドラマで出てくるブリティッシュな英語が大好きなので、ロンドンが舞台の一つであるこの作品はもちろんぶっ刺さりだった。

⚠️ ネタバレ終わり ⚠️